これまで暗号化ディスクの作成に、PGPDisk を使っていたのですが、最終のバージョンアップからかなり時間が経っている事と、私の環境でですが、既にマウントしているディスクイメージを再度開こうとすると、OS道連れにフリーズしたり、スリープ解除した後に、実は暗号化ディスクが自動でアンマウントされてなかったりしてきたので、思い切って TrueCrypt というツールに移行しました。
※おそらく私の設定の仕方や環境が悪いだけだと思いますが...
TrueCrypt
http://www.truecrypt.org/こんな特徴があります。
・オープンソース!(なので、こっそりバックドアとか作ってもすぐにわかるはず...)
・Windows だけでなく、MacOS X や Linux でも使える
・暗号化のアルゴリズムを色々選べる
・パスフレーズではなく、キーファイル方式での復号も選択できる
・TrueCrypt をインストールしてない端末でも使えるように、USBメモリをトラベラーズディスクにできる(最低限の実行環境をUSBメモリ上に構築してくれるみたい)
・ダミー領域を作れる(脅迫されてパスワードを教えないといけない時のために。何という念の入りよう...)
・仮想ディスクだけでなく、起動ドライブ全体の暗号化もできる(らしい)
海外製のツールですが、日本語化もできるので、より安心です。
仮想暗号化ドライブ作成 TrueCrypt/FreeSoftNavi
http://www.softnavi.com/truecrypt-1.html実際に1週間ほど使ってみて、非常に安定して動作してくれています。また、以前に使った仮想ディスクイメージファイルの履歴をあえて表示できないように設定している点や、一括アンマウント機能等、細部に渡って安全性に配慮して作り込まれている印象です。
1点だけ、PGPDisk では展開した時に仮想ディスクイメージファイルの更新日が更新されていたのですが、TrueCrypt だと、仮想ディスクイメージファイルの更新日が更新されないので、予備にバックアップコピーを作っておく際に、いつのものなのかきちんと管理しておく必要がありそうです。
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- 2009/02/05(木) 22:39:28|
- tool|
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トラックバック:1|
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コメント:4
ファイルコンテナのことだと思いますが、変更させるように設定できます。
設定→各種設定のWindowsの項目の
「ファイルコンテナのタイムスタンプを変更しない」
がデフォルトでチェックされているため、標準では更新しませんが、チェックをはずせば大丈夫とおもいます。
起動ドライブの暗号化も可能です。
手順は、
http://obs266.web.fc2.com/
にまとめてあるので必要があればみてください。
では。
- 2009/03/21(土) 19:12:20 |
- URL |
- itdokata #-
- [ 編集]
コメント、ありがとうございます。
なんと、ちゃんとオプションで用意されていたのですね。
というか、ファイルの更新日時までデフォルトで隠蔽されるって
セキュリティの事、すごく考え尽くされている感じです。
- 2009/04/06(月) 18:34:21 |
- URL |
- miyanami #-
- [ 編集]
コメント&詳細な手順のご紹介、ありがとうございます。
起動ドライブの暗号化は、まだちょっと怖くて試せていません。
Acronis TrueImage で起動ドライブのバックアップをとった後で、
試してみたいと思います。
- 2009/04/06(月) 18:36:46 |
- URL |
- miyanami #-
- [ 編集]
パソコンで使うデータは、暗号化して保存しておきましょう。
●暗号化ツール
定番の暗号化ツールで、PGPというソフトがありましたが、更新...
- 2009/06/23(火) 12:37:06 |
- 浜村拓夫の世界