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「セカイカメラ」で電脳コイルの世界が実現?(2)

昨日は「セカイカメラ」のPVを見て、モバイルアプリケーション(サービス)やインタフェースの点でこれはいいなぁと思った事を書いたのですが、これまで何機種かのケータイのGPSを使って位置情報を扱うプログラムを作成してみた経験や技術的な視点からみると、これどうやるんだろう?と気になる点が幾つかあるので、メモしておきます。

ケータイのGPSを使って位置情報を扱うプログラム -> HIS対話発表2006:social map?
http://miyana2m.blog2.fc2.com/blog-entry-356.html

●位置精度の問題

これまで試してきたケータイのGPSでは、どれも5-30m程度の誤差がでる場合がありました。自分が今いる位置から半径約○○m程度内の周辺情報を提示する、くらいならなんとか許容されそうですが、AR を使って現実世界の映像にオーバーレイするとなると、10mもずれたらとなりのお店の情報が表示されている、ということにもなってしまいそうです。
※GPSだけでなく、PlaceEngine のような WiFi を使う位置検出と併用することで、ある程度までは精度は高められそうですが...

●制止状態からの視線向き・角度の検出

歩きながらの利用であれば、位置の時間変化をとれば移動方向がわかり、視線の向きをほぼ決定できると思うのですが、立ち止まって、自分の周囲を見渡すような場合、GPSによる位置情報だけでは、決定が難しいのではないかと。加速度センサーと組み合わせれば...とも思うのですが、それでも、近くの対象をみたいのか/遠くの対象をみたいのかや、仰角等を微妙な数十 cm 単位の動きから正確に検出できるのかな?と思います。
※タグ付けする際に、カメラの映像もひも付けしておいて、閲覧時にその状態との適合度合いを測る、という手もありそうですが、モバイルの貧弱なCPU環境でどこまでリアルタイムにできるのかや、色だけのマッチングなら、日光の具合でもかなり変わってしまいそうです。

..で、上記のような精度を求めないにしても

●情報の更新・収集

位置情報ひも付け系(?) のサービスって、情報がその位置に束縛されてしまうので、たとえ何万件の情報が入っていても、エリアが偏っていると、ほとんどの場所で使えない、せっかく起動しても、何も表示されないということになってしまいます。それなら登録を一般に開放して情報量と登録位置の分散をはかる...となると、どうやって情報を登録するモチベーションを持ってもらうのか?や、情報の鮮度をどうやって保つのかが課題になるかと思います。
※HIS2006での発表では、情報の登録は実験的に発表者3~4人が登録しているだけなので、ほとんどの情報が京都の北山周辺(会社の近く)に集中しています。
※以前、WBSでユーザが自分がいる位置の天気情報を携帯で登録すると、周辺のお天気情報が見られる、という登録=閲覧というモデルも考えられそうです。

●バッテリの問題
仮に上記が全て解決したとして、利用面でバッテリの持ちが厳しいのではないかと。
私は iphone はもってないのですが、E-MONSTER (S11HT) で3GやGPS(WiFiも?)をごりごり使うと、みるみるバッテリが減って数時間も持ちません。
アプリケーション・サービス自体の問題ではないですが、元NTTの夏野さんがモバイル学会の講演でも語っておられたように、バッテリ技術は今後のモバイルで重要なファクタだと思います。


※提供されている技術資料等全てに目を通したわけではなく、ふと思った範囲で書いています。
 既に提供済み・解決済みの内容もあるかもしれないので、あらかじめご了承下さい。
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  1. 2008/09/12(金) 03:02:20|
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